インターネット上のコミュニケーションツールとして登場したSNS。
近年では、プライベートだけでなくビジネスにも活用できるツールとして、人気を集めています。
中でも注目されているのが、SNS採用です。
この記事を見ている経営者の方、あるいは担当者の方の中にも、SNS採用に興味を持っている方がたくさんいるでしょう。
そこで今回、SNS採用のメリットやデメリット、優秀な人材を採用するためのSNS運用術について詳しく解説していきます。
SNS採用とは?
近年では、SNSの需要や認知度が高まっており、年齢や性別問わず、ほとんどの方が何らかのSNSを利用しています。
日常生活における情報収集だけでなく、転職先の情報収集など、ビジネスでSNSを活用するユーザーも非常に多くいるため、上手にアカウントを運用することにより、高い採用効果に期待できるようになります。
SNSを採用に活用するメリットは?
✅️ 求職者とコミュニケーションを取りやすい
✅️ ターゲティングがしやすい
✅️ 拡散力が高い
✅️ 採用コストを抑えやすい
それぞれについて、詳しく見ていきましょう。
求職者とコミュニケーションを取りやすい
SNSには、コメント機能やDM機能があります。
このような機能を活用して、求職者とコミュニケーションを取ることにより、人柄や思考などを確認しやすくなるため、採用後のミスマッチを防ぎやすくなるのです。
また、気になる人材に対して企業側からアプローチをかけることもできるため、優秀な人材を発掘しやすくなります。
ターゲティングがしやすい
採用活動を成功させるためには、ターゲティングをしっかり行うことが大切です。
SNSは、その他の媒体に比べてターゲティングが行いやすく、適切なSNSを選ぶだけでも自社に合った人材を見つけやすくなります。
また、SNSには「ハッシュタグ」という機能があり、採用や転職などのキーワードを設定することにより、求職者に対して情報をダイレクトに届けられるようになるのです。
拡散力が高い
SNSは拡散力が高いことでも知られています。
例えば、Xには「リポスト」という機能があり、自社の投稿を見たユーザーがリポストをした場合、リポストしたユーザーのフォロワーにも該当ポストが表示されるのです。
魅力的な発信を続けることによって、より多くのユーザーに情報を届けられるようになるため、採用効率の改善にも繋げやすくなります。
採用コストを抑えやすい
リクルート社が公開している「就職白書2020」によると、一般企業の採用コストは新卒の場合で1人当たり93万円、中途採用で103万円という数字が出ています。
[参考] 就職白書2020(就職みらい研究所)
しかし、SNSを活用することによって、求人サイトや転職エージェントを介さずに採用ができるため、採用コストを抑えやすくなるのです。
SNSを採用に活用するデメリットは?
SNSを採用に活用するデメリットは、以下の通りです。
✅️ 炎上リスクがある
✅️ 最低限の知識とノウハウが必要
それぞれについて、詳しく見ていきましょう。
炎上リスクがある
SNSは、採用活動の効率化を図る企業にとって非常に便利なツールですが、炎上リスクがあることを忘れてはいけません。
配慮に欠けた発信をすると、ユーザーからネガティブなイメージを持たれてしまい、批判コメントがたくさんついたり、悪い意味で情報が拡散されたりする可能性が高くなります。
そうなれば、企業イメージが大幅に低下するため、採用どころではなくなってしまうのです。
SNSを活用するということは、常に炎上リスクが付いて回るということですので、慎重に運用していかなければなりません。
最低限の知識とノウハウが必要
SNS採用を成功させるためには、最低限の知識とノウハウが必要です。
というのも、SNSにはそれぞれアルゴリズムというのがあり、最低限の知識やノウハウがないと、多くのユーザーに情報を届けられなくなります。
中には、
「とりあえず毎日発信していれば採用を成功させられる」
と考えてしまっている方もいますが、このような運用では期待している効果を得られなくなりますので注意してください。
採用に使えるSNSの特徴と運用のポイント
SNSには、様々な種類があり、それぞれで特徴が大きく異なります。
ここからは、採用に使えるSNSの特徴と運用のポイントについて詳しく解説していきます。
X
数あるSNSの中でも特に拡散力が強く、効率よく運用することにより、採用活動にも繋げやすくなります。
また、ハッシュタグも活用できますので、ターゲティングも容易に行えます。
ただし、Xには140文字の文字数制限があり、画像の大きさもInstagramやFacebookに比べると小さいため、ポスト内容を工夫しなければなりません。
一般投稿の他に、リールと呼ばれる短い動画や、24時間で消えるストーリーなど、様々な機能があるため、視覚的なアプローチには最適といえます。
オフィスの様子をアップしたり、社員や社長のインタビュー動画を掲載したりと、様々な使い方ができますので、求職者に具体的なイメージを持ってもらいやすいです。
ただし、先ほど紹介したXに比べると拡散力が低いため、ハッシュタグを活用したり、有益な情報を発信してフォロワーを獲得したりなど、投稿を見てもらうための工夫が必要になります。
しかし、Facebookは実名制のSNSとなっているため、炎上リスクが比較的低いです。
また、リアルな交友関係が反映されているSNSということもあり、リファラル採用にも繋げやすくなります。
ただし、Facebookは中高年層から人気を集めているSNSであり、若年層の利用率は若干低めとなっていますので注意が必要です。
YouTube
年齢や性別問わず、非常に多くのユーザーが利用しているSNSとなっているため、潜在層へのアプローチも可能です。
ただし、動画コンテンツの制作に時間とコストがかかるため、運用体制を整えておかなければなりません。
TikTok
TikTokは、10秒から1分程度の短いコンテンツを投稿するSNSであり、気軽に視聴できることから若年層を中心に人気を集めています。
独自のアルゴリズムにより、ユーザーが感心を持つ内容の動画が表示される仕組みとなっているため、フォロワーが少なくても成果を出せる可能性が高いです。
ただ、TikTokはスクロールで簡単に次の動画に飛べてしまうため、コンテンツの質を重視しなければなりません。
SNS採用を成功させるコツ
ターゲットを明確にする
SNS採用を成功させるためには、ターゲットを明確にすることが大切です。
先ほども解説したように、SNSには様々な種類があり、それぞれでユーザー層が大きく異なります。
若年層にアプローチしたい場合と、中高年層にアプローチしたい場合では、活用すべきSNSが変わってきますので、まずはどのような層にアプローチしたいのかを明確にするところから始めていきましょう。
活用するSNSと担当者を決める
ターゲットが決まったら、活用するSNSと担当者を決めます。
SNS採用を成功させるためには、正しい知識を身につけた上でコツコツ運用していかなければなりません。
このようなことから、SNS運用担当を配置し、コンスタントに投稿を行いつつ、PDCAを回していく必要があるのです。
SNS担当が決まっていないと、次第にSNSへの熱が冷めてしまい、中途半端な結果に終わってしまう可能性が高くなりますので注意してください。
コンセプトや発信内容を決める
SNS採用を成功させるためには、アカウントのコンセプトや発信内容を統一しなければなりません。
エンタメ系の発信をメインにするのか、業務理解を深めるための発信をメインにするのかによって、アカウント全体の雰囲気がガラッと変わります。
当然、コンセプトや発信内容によって、期待できる効果も変わってきますので、自社の課題や目的に合わせて慎重に検討していきましょう。
定期的に発信する
基本的なことではありますが、SNS採用を成功させるためには定期的に発信を行うことが大切です。
特にアカウント開設初期はフォロワーも少なく、認知度も低いため、コンスタントに投稿を続けてユーザーからの信用や認知を獲得する必要があります。
三日坊主になってしまうと、SNS採用を成功させにくくなりますので、投稿頻度や時間帯などを決めた上でコツコツ運用していきましょう。
SNS運用のプロに委託する
SNS運用は非常に奥が深く、方向性や運用方法を間違えると効果が出るまでに時間がかかったり、期待している効果を得られなかったりする可能性が高くなります。
社内にSNS運用に関する知識を持った人材がいないのであれば、プロへの外注を検討するのがおすすめです。
SNSの運用実績が豊富な業者に任せることにより、自社の負担を軽減しつつ、効率よくアカウントを伸ばせるようになるため、採用にも繋げやすくなります。
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SNSを活用して採用に繋げるためには、各SNSの特徴やアルゴリズムを理解し、SNSマーケティングの知識をフル活用してアカウントを回していかなければなりません。
社内で担当者を用意するのも1つの方法ですが、担当社員に知識やノウハウがない場合、想像以上に時間がかかったり、期待通りの成果を上げられなかったりする可能性が高くなります。
クロックハンズは、企画から運用改善まで、SNSマーケティングにかかわる全ての活動を代行するSNS運用サービスを展開しています。
3つのSNSを週に3回投稿し、3か月ごとに運用改善を行うため、効率よくSNSを伸ばしたい企業様にピッタリです。
社内にSNSマーケティングに精通した人材がいなくても、すぐにSNS運用を開始できますので、少しでも気になる方はお気軽にご相談ください。
まとめ
SNS採用を成功させることにより、採用コストの削減やミスマッチの回避など、様々な効果を得られるようになります。
しかし、SNSには様々な種類があり、それぞれでユーザー層も異なりますし、運用方法も変わってきますので、事前に正しい知識を身につけておかなければなりません。
担当者に知識とノウハウがないと、成果が出るまでに時間がかかったり、期待通りの成果を上げられなくなったりしますので、内製化については慎重に検討していきましょう。
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タイプの異なるSNSで効果を検証するだけでなく、定期的に運用改善も行いますので、SNSアカウントを効率的に伸ばしたいと考えている企業様にピッタリです。
ご相談や資料請求のみでも大歓迎ですので、少しでも気になる方はお気軽にご相談ください。
株式会社クロックハンズ CH!PS編集部
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