ここで、自社の求人をチェックする上でのフレームとして、以下2つの視点でのチェックをご紹介します。

①ジョブディスクリプション
②シェアードバリューコンテンツ

ジョブディスクリプションとは、いわゆる職務記述書のことで、仕事内容について下記を意識して詳細化したものです。
 

• 職務の目的、個人・チームとしての目標
• 責任と権限の範囲
• 必要とされる(もしくは身につけられる)技術・知識・経験

もし、これらの情報が不足しているようであれば即見直しをお勧めします。
特に、仕事内容は詳しく書いてあっても「何のために？誰のために？」という目的意識が欠けてしまっていたり、必要な資格は書かれていても、その仕事を通じて得られる経験(＝体験)が表現できていなかったりすることは多いものです。
しかし、私たちが求人広告に圧倒的に足りていないと感じているのは、実はジョブディスクリプションではありません。
もう一つの視点、「シェアードバリューコンテンツ」です。
 

アットホームな職場です！
明るい仲間たちが待っています！
ありがとうが嬉しいお仕事です！

求人広告の常套句とも言えるキャッチコピーたち。求職者も見飽きたであろう使い古されたこれらの表現が伝えているのは何でしょう？正直に申し上げて「何も伝えられていない」というのが実情です。シェアードバリューコンテンツとは、価値観や企業カルチャーとも言い換えられる、下記の内容を指しています。
 

• 企業理念
• 社風
• 職場の雰囲気

求人広告に圧倒的に足りていないもの。
前置きが長くなりましたが、それは「シェアードバリューコンテンツ」です。

物質的な豊かさの中に生まれ、欲しいものの多くがスマートフォンの中で気軽に手に入る今の若年世代。彼ら・彼女らは、上の世代が考えている以上に労働条件よりも社風、職場の雰囲気、働く仲間たち、上司の人柄などを見ています。
しかし、残念なことに求人広告という限られたスペースの中で、リアリティをもってこれらの情報を表現するのは至難の業と言えるでしょう。労働条件での差別化には限界があります。
一方で、多くの企業が未だ十分に発信できていない「シェアードバリューコンテンツ」には、応募者の共感を呼び、応募数改善をはじめとした採用活動の改善における大きな伸びしろがあると私たちは考えています。
 

社内報と言うと、少し古めかしいイメージを持たれる方も多いかも知れませんが、このSNS時代にこそ、あらためて社内報の活用が見直されています。
旧来の社内報は、会社(経営層)から従業員へのメッセージを伝えるための広報媒体という側面が大きくかったように思います。
しかし、SNS時代の社内報は、従業員が主体となって発信し、ボトムアップで企業カルチャーを創っていくためのツールであると私たちは考えます。実は、SNSと社内報の相性は抜群です。

・活躍しているスタッフへのインタビュー
・新入社員の紹介
・各部署のチーム紹介
・社内イベントの告知や振り返り

これら社内報のコンテンツは、そのままSNSでの日常的な投稿にも使える内容です。
日々、タイムラインに流れていくSNSの情報を、月に一度まとめて振り返る。そんな保存性のあるアルバムとしての社内報も良いでしょう。これからは、社内の日常をできるだけオープンに社外へ発信していくことが、採用活動の柱となっていきます。

SNS×社内報＝社外砲

このタイトルにある通り、求人広告では伝えきれないシェアードバリューコンテンツを発信するための手段として、SNSと社内報を組み合わせた採用広報は、今後ますます拡がっていくものと考えられます。

クロックハンズでは、採用に特化した「SNS運用代行」と「社内報の発行」をトータルプロデュースでご提案可能です。
新たな採用広報活動へのチャレンジとして、ぜひご検討ください。