このコラムでは「採用ブランディング」という、あまり耳馴染みのない言葉についての解説と、
なぜ今「採用ブランディング」が必要なのか?その時代背景を交え、中小企業にこそぜひ実践して頂きたいブランディング視点での採用活動についてまとめています。


--目次-------------------------------------------------------------------------------------------
①ブランディングという言葉に対する誤解
②採用活動におけるブランディングとは"会社の個性"を発信すること
③広告を出せば人が集まる時代の終わり
④あらためて採用ブランディングとは
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ブランディングという言葉に対する誤解

日本では、ブランド=高級品といったイメージが根強くあります。

高級カバンやアクセサリーなどを総じて「ブランド品」と呼ぶことが多く、
海外商品・セレブ御用達、そんな印象をお持ちの方が多いのも事実。
それゆえ、昨今、注目されている「採用ブランディング」という取り組みも、ごく一部の大手企業のもので、ウチの会社には関係ないな、と誤解されている採用担当者様が数多くいらっしゃいます。
しかし、中小企業・ベンチャー企業にこそ是非おすすめしたいのが、ブランディング視点での採用活動です。


 

採用活動におけるブランディングとは"会社の個性"を発信すること

採用活動におけるブランディングとは"会社の個性"を発信すること

まず、大前提として「ブランド=高級品」ではありません。
ブランドとは「○○といえばあの商品」というユーザー認知が定着している状態のことを指します。
例えば、コンビニへ行くと「ブランド=高級品」というわけでは決してない、ということが良くわかります。ガリガリくん、うまい棒、チロルチョコ、これらは全て100円にも満たない子供たちのおやつ商品ですが、アイスと言えば?スナック菓子と言えば?という消費者の印象にしっかり根付いた立派なブランディングの成功例です。
採用におけるブランディングにも、これと同じことが言えます。大手・高給・高待遇だけがブランド企業ではありません。
企業理念、経営者のビジョン、そこで働くスタッフたちによって形成された企業文化(カルチャー)、職場の雰囲気、これらも立派なブランディング要素です。
 
○○といえばこの会社。その第一喚起を目指すのが採用ブランディングです。 それに加えて、採用ブランディングでは「勤務地」という視点が大きく影響します。通勤圏内という制約が、情報収集で大きく作用するためです。○○(場所)で△△(職種)の仕事をするなら株式会社□□だ。一般の商品とはことなり、採用活動は「その地域で一番、印象に残る会社になる」ということも大事な視点です。
突き詰めると、採用ブランディングとは「他社との差別化」に他なりません。そして、"会社の個性"を形にし、広く世の中に広く発信することです。

 

広告を出せば人が集まる時代の終わり

日本は今、かつてない採用難。
そして、この採用難傾向は改善の兆しが見えないどころか、今後ますます加速していくと予想されています。好景気を肌で感じるわけでもない中、なぜか広告を出しても応募が来ない。人材不足でお悩みの企業様が爆発的に増えているのは何故でしょうか?

1) 少子高齢化
2) 情報過多の時代
3) レコメンドへの欲求

採用難の要因は様々ですが、大きく捉えるとこの3つに集約されると考えられます。


 


1) 少子高齢化

言わずもがな、これから日本は更なる超高齢社会へと突入していきます。
2025年には3人に1人が65歳以上となる日本。既に働ける人の数そのものが減りはじめています。
指を咥えて見ているだけでは、応募者の母集団形成そのものが減っていくのは自明の事実です。
主婦・シニア・外国人の活用、副業・フリーランス・リモートワーク推進といった従来の正社員雇用の抜本的見直し、IT技術の活用による業務効率化、
これらへのチャレンジ無くしてこれからの企業経営は成り立たず、そして何より「採用力」が企業の発展そのものを大きく左右する、そんな時代がやってきました。

2) 情報過多の時代

スマホの普及、安く長く沢山の求人を掲載し続けられる求人サイトの増加、
そしてindeedをはじめとした求人検索エンジンの台頭により、「情報を発信すること」の敷居はこの10年で大きく下がりました。
今、スマホを開けば溢れかえる情報の洪水。試しにindeedを開いて、自社の募集職種×勤務地で検索して見てください。
数千件、中には数万件にも上る検索結果が表示されます。

情報を発信することの敷居が大きく下がったことにより、世の中は求人情報で溢れかえっています。
求職者たちが目にする求人は、ここ数年で何十倍、何百倍にも膨らみました。
多すぎる情報に迷い、決めきれない、選びきれない求職者たち。
一方で、採用上のライバルだけが増え続け、他社との差別化に迷う企業様。情報の洪水の中で埋もれないために”会社の個性”を発信し続けることが求められいます。

3)レコメンドへの欲求

情報過多の時代、多すぎる求人に迷い続ける求職者の皆さんが求めているもの。それが「レコメンド」です。
言い換えれば、口コミ情報への信頼性が増したということです。よりリアリティのある情報に人々は興味関心を示すようになりました。
ネット通販サイトやグルメ情報サイトに「ユーザーレビュー」項目が当たり前のように付いているのも、口コミ情報=レコメンドへの欲求の表れと言われています。
 
採用活動における「レコメンド」とは何でしょうか?一番は、そこで働くスタッフたちの生の声です。
SNSでの採用活動や、リファラル採用(お友達紹介制度)が増えているのも、この「レコメンドへの欲求」によるところが大きいと考えられます。
 

あらためて採用ブランディングとは?

多すぎる求人情報の中で、埋もれてしまわないために「他社との差別化」を図ることです。
クロックハンズでは、”会社の個性”を形にし、求職者へリアリティの高い情報を発信する採用ブランディング活動のお手伝いをしています。
 
採用HPの内容改善、WEBプロモーション全般、SNSによる情報発信、動画やマンガを使った楽しいコンテンツの充実など、幅広いラインナップで企業様の採用活動をサポートしています。
 
広告を出せば人が集まる、そんな時代は終わりました。
クロックハンズは「ニッポンの採用をカラフルに。」をテーマに、人材採用における新たな形のパートナーを目指します。
 
このコラムでご興味を持って頂けた人事採用ご担当者様、まずはお気軽にクロックハンズまでお問合せ下さい。
お待ちしております。



 

株式会社クロックハンズ CH!PS編集部

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